
AIのおすすめは1か月でどれだけ変わるのか——同じ19業種を毎月実測している
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「AIの順位を上げる」と言われても、実際にどれくらい動くのかが分からなければ手の打ちようがありません。そこでAIおすすめナビの直近2か月の実測から、順位が大きく動いたブランドを抜き出しました。上がった側にも下がった側にも、はっきりした共通点があります。
1か月でデイトラは14位から6位へ上がりました。逆にCodeCampは3位から11位へ落ちています。動いた原因はすべて同じで、「10個の条件別キーワードのうち、いくつで名前が挙がったか」の増減でした。順位を動かすのは、1問での勝ち負けではなく、名前が挙がる条件の数です。
最初に前提を整理します。AIおすすめナビの順位は、業種ごとの10個の条件別キーワードのうち、AIの回答本文に名前が挙がったキーワード数で決まります。表記は「7/10」のような形です。同数なら同順位(同率)として扱われます。
つまり順位が上がるとは、名前を挙げてもらえる条件が増えたということ。逆に下がるとは、呼ばれなくなった条件があるということです。ここを押さえておくと、以下の数字の意味がはっきりします。
2026年7月から2026年8月にかけて、順位を大きく上げたブランドです。
| ブランド(業種) | 2026年7月 | 2026年8月 | 変化 |
|---|---|---|---|
| デイトラ(プログラミングスクール) | 14位・1/10 | 6位・4/10 | +8 |
| フレッツ光(光回線) | 12位・2/10 | 5位・6/10 | +7 |
| パソナキャリア(転職エージェント) | 13位・1/10 | 7位・3/10 | +6 |
| モットン(マットレス) | 10位・1/10 | 5位・4/10 | +5 |
| アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(クレジットカード) | 12位・1/10 | 7位・2/10 | +5 |
※ この表は2か月とも登場したブランドが対象です(前月に登場がなく今月初めて挙がったブランドは順位差を計算できないため含めていません)。また、対象が地名で企業ブランドではない業種は除いています。
先頭が入れ替わった例もあります。ライフカード(クレジットカード)は7月に4位・4/10でしたが、8月は10/10で1位。前月の1位が落ちたのではなく、下から上がってきたブランドが追い抜いた形です。
上がったブランドに共通するのは、前月にすでに1つ以上の条件で名前が挙がっていたことです。ゼロから突然上位に入った例はありません。まず1つの条件で呼ばれる状態をつくり、そこから条件を増やしていく——実測で見えるのはこの順序です。
| ブランド(業種) | 2026年7月 | 2026年8月 | 変化 |
|---|---|---|---|
| CodeCamp(プログラミングスクール) | 3位・5/10 | 11位・1/10 | -8 |
| 筋肉食堂DELI(冷凍宅配弁当) | 1位・9/10 | 8位・2/10 | -7 |
| メガエッグ(光回線) | 7位・4/10 | 14位・1/10 | -7 |
| 三菱UFJカード(クレジットカード) | 7位・2/10 | 14位・1/10 | -7 |
ここで注意したいのは、落ちた側が何か失敗をしたとは限らないことです。AIの回答は、その時点で参照される情報の集まり方によって変わります。ページを消したわけでも、サービスを止めたわけでもなく、名前が呼ばれなくなることは起こりえます。だからこそ、AIのおすすめは1か月でどれだけ変わるのかで述べたとおり、定点で観測して変化に気づける状態にしておくことが要になります。
上がった側・下がった側を通して見ると、順位変動の正体はひとつです。名前が挙がる条件(キーワード)の数が増えたか、減ったか。順位そのものを直接動かす方法はありません。
すでに名前が挙がっている条件の隣に手を伸ばすほうが、まったく新しい土俵に挑むより現実的です。自社がすでにどの条件で呼ばれているかを知ることが出発点になります。
総合(業種名+おすすめ)は最も競争が激しい問いです。実測でも、上がったブランドはまず条件つきの質問で名前を増やしています。具体的な切り口の作り方は総合で勝てなくても「切り口」で選ばれるを参照してください。
大きな下落も、月に一度の確認をしていなければ気づけません。AI対策の効果はどう測るのかで触れているとおり、同じ質問を毎月投げて記録するだけでも、変化の検知には十分機能します。
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実測データから分かるのは順位と登場キーワード数の変化までで、各社が実際に何をしたかまでは計測していません。数字の上で共通していたのは、順位が上がったブランドはいずれも前月にすでに1つ以上の条件で名前が挙がっており、そこから名前が挙がる条件の数を増やしていた点です。ゼロの状態からいきなり上位に入った例はありませんでした。
必ずしもそうとは限りません。AIの回答はその時点で参照される情報の集まり方によって変わるため、サイトやサービスに変更がなくても名前が呼ばれなくなることがあります。実測でも、順位を維持したまま登場キーワード数だけが減ったケースがありました。原因を自社の施策だけに求めず、まず変化そのものを記録することが先決です。
まず、自社がすでにどの質問で名前を挙げられているかを確かめてください。1つでも挙がっている条件があれば、その隣接する条件を増やしにいくのが実測から見える現実的な順序です。業種名とおすすめを組み合わせた最も競争の激しい質問から入るより、条件を絞った具体的な質問のほうが名前を挙げてもらいやすくなります。
本記事は実測データと一般的な情報をもとに作成しています。AIによる紹介・引用や検索順位は各サービスの仕様変更等の影響を受けるため、効果を保証するものではありません。
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