
AIに強く推されると「AI概要」と「AIモード」の両方に出る
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Google検索には、AIが答えを出す場所が2つあります。検索結果の上に出るAI概要(AI Overview)と、対話形式で深掘りするAIモード(AI Mode)です。この2つは同じ質問でも挙げるブランドが違います。では、その差は月をまたぐとどう動くのか——直近2か月では、2つの面の答えは近づいていました。
AI概要とAIモードの両方に載った割合(一致率)は47.6%から52.5%へ動きました。同時に、AI概要だけに載ったブランドは21社から11社になっています。片面だけの露出は消えやすく、両面に出ている状態が強い——2か月の変化はその方向を示しました。
AIおすすめナビの実測では、ブランドが登場した場所を「面(surface)」として3つに分けて記録しています。
この区別が重要なのは、利用者の目に触れ方がまったく違うからです。AI概要は普通に検索しただけで目に入ります。一方AIモードは、利用者が自分から切り替えて使う面です。片方にしか載っていないブランドは、その面を使わない人からは存在しないのと同じになります。
なお、以下の集計ではAI概要が答えを出さなかったキーワードは除外しています。AI概要が出ていないのに「AIモードのみ」と数えると、面の違いではなく単に発火しなかっただけの数を混ぜてしまうためです。また、家庭用脱毛器のように対象がブランドでない業種も集計から外しています。
「AI概要が答えを出したキーワード」に絞ったうえで、登場したブランドのうち両面に出ていた割合を一致率として集計しました。
| 指標 | 2026年7月 | 2026年8月 |
|---|---|---|
| 両面に登場した割合(一致率) | 47.6% | 52.5% |
| AI概要が答えを出したキーワード | 180件中138件 | 180件中151件 |
| 両面での登場件数 | 353件 | 412件 |
| AI概要のみでの登場件数 | 157件 | 75件 |
| AIモードのみでの登場件数 | 231件 | 298件 |
一致率は47.6%→52.5%。ただし裏を返せば、2026年8月時点でも残りは片面だけの露出です。「AIに載っている」と言っても、その一部はどちらか一方の面でしか見えていません。
もっとはっきり動いたのは、「AI概要だけに載っていたブランド」の数です。
| 区分 | 2026年7月 | 2026年8月 |
|---|---|---|
| AI概要のみに登場したブランド | 21社 | 11社 |
| AIモードのみに登場したブランド | 43社 | 50社 |
AI概要は表示スペースが限られ、挙げられる名前の数も多くありません。そこに一度だけ載るという状態は失われやすい——今回の2か月の差はその傾向を示しています。逆にAIモードは対話の中で候補を広く挙げるため、名前が残りやすい面と言えます。
面ごとに顔ぶれがどう違うのかという断面については、AI概要とAIモードは、選ぶ顔ぶれが違う——掲載面の差を同時計測でくわしく扱っています。本記事はその「差が月ごとにどう動くか」を追ったものです。
事業者側の実務に落とすと、次の3点になります。
AI概要で名前を見つけて「AIに紹介されている」と判断すると、実態を取り違えます。AIモードでも同じ質問を投げて、両方で名前が出るかを確かめてください。片面だけなら、それは失われやすい状態です。
性質の違う2つの面で同じ名前が挙がるのは、その情報が複数の情報源で繰り返し語られていることの現れと考えられます。1本の記事や1つのページで両面を取りにいくより、事実にもとづく情報を複数の場所に積み上げるほうが近道です。
直近の計測では、180キーワードのうち29件はAI概要が答えを出しませんでした(前月は42件)。AI概要が出ない質問では、そもそもその面での露出は取れません。自社に関わる質問がどちらのタイプかを知っておくと、力の入れどころが変わります。
土台になる考え方はAIに強く推されると「AI概要」と「AIモード」の両方に出るにまとめています。
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AI概要が実際に答えを出したキーワードだけを対象に、そこで名前が挙がったブランドのうち、AI概要とAIモードの両方に登場したものの割合です。AI概要が出なかったキーワードを混ぜると、面の違いではなく単に発火しなかった数を数えることになるため除外しています。また、対象がブランドではない業種もこの集計からは外しています。
良くないというより、失われやすい状態です。直近の実測では、AI概要のみに登場したブランドは2026年7月の21社から2026年8月は11社へ、件数では157件から75件になりました。一方で両方に登場した件数は353件から412件です。片面だけの露出は翌月に残りにくかった、というのが実測から言えることです。
できます。Google検索でAIモードに切り替え、AI概要で試したのと同じ質問文を投げて、自社の名前が挙がるかを見てください。両方で名前が出るか、片方だけかを記録しておくと、翌月以降の比較ができます。質問文は毎回同じものを使うのがコツです。
本記事は実測データと一般的な情報をもとに作成しています。AIによる紹介・引用や検索順位は各サービスの仕様変更等の影響を受けるため、効果を保証するものではありません。
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