
AIのおすすめは1か月でどれだけ変わるのか——同じ19業種を毎月実測している
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「AIの答えは変わる」と一括りにされがちですが、実測してみると業種によってまったく違いました。毎月計測している19業種を並べると、ほとんど入れ替わらない業種がある一方、登場ブランドの2割近くが入れ替わる業種もあります。自社の業種がどちらのタイプかで、やるべきことは変わります。
2026年7月と2026年8月の実測で、入れ替わり率はロボット掃除機の0%から、VPNの20%まで幅がありました。固い業種は顔ぶれがほぼ固定され、流動的な業種は毎月出入りがあります。流動的な業種ほど、新しく名前を挙げてもらえる余地があると読めます。
ここでの入れ替わり率は、次のように計算しています。
入れ替わり率=(今月に新しく登場したブランド数+今月に姿を消したブランド数)÷(前月の登場ブランド数+今月の登場ブランド数)
前月と今月の両方に名前が挙がったブランドが多いほど数字は小さくなり、出入りが多いほど大きくなります。0%なら顔ぶれが完全に同じ、数字が大きいほど動きの激しい業種です。
なお対象は「AIの回答本文に名前が挙がったブランド」であり、順位の上下は問いません。いる/いないの出入りだけを見た指標です。
| 業種 | 7月→8月の社数 | 新規 | 消滅 | 入れ替わり率 |
|---|---|---|---|---|
| VPN | 10→10 | 2 | 2 | 20% |
| 旅行先 | 44→39 | 6 | 11 | 20% |
| クレジットカード | 18→19 | 4 | 3 | 19% |
| ネット証券/NISA | 10→7 | 0 | 3 | 18% |
| 家庭用脱毛器 | 9→8 | 1 | 2 | 18% |
| 自動車保険 | 13→11 | 1 | 3 | 17% |
| 格安SIM | 14→12 | 1 | 3 | 15% |
| 電動歯ブラシ | 3→4 | 1 | 0 | 14% |
| マットレス | 12→13 | 2 | 1 | 12% |
| 光回線 | 17→17 | 2 | 2 | 12% |
| ワイヤレスイヤホン | 14→13 | 1 | 2 | 11% |
| 転職エージェント | 18→15 | 0 | 3 | 9% |
| ふるさと納税 | 6→7 | 1 | 0 | 8% |
| オンライン英会話 | 17→17 | 1 | 1 | 6% |
| ウォーターサーバー | 11→12 | 1 | 0 | 4% |
| 冷凍宅配弁当 | 13→12 | 0 | 1 | 4% |
| 動画配信(VOD) | 13→12 | 0 | 1 | 4% |
| プログラミングスクール | 16→15 | 0 | 1 | 3% |
| ロボット掃除機 | 9→9 | 0 | 0 | 0% |
両端を比べると、性格の違いがはっきりします。
固い業種=動画配信(VOD)(4%)、プログラミングスクール(3%)、ロボット掃除機(0%)。候補になるブランドがほぼ固定されています。
流動的な業種=VPN(20%)、旅行先(20%)、クレジットカード(19%)。毎月のように顔ぶれが入れ替わります。
ここで注意したいのは、「社数が多い=動きやすい」ではないことです。母数の大きい業種でも入れ替わりが小さいことがあり、逆に十数社の業種で2割が入れ替わることもあります。母数ではなく、AIがその業種の答えをどれだけ固定的に持っているかが効いています。
もうひとつ、消滅が新規を上回る業種が多い点も見逃せません。AIの回答が絞り込まれる方向に動くと、まず外れるのは中位以下のブランドになります。
候補の顔ぶれが固定されているということは、正面から割り込むのが難しいということです。総合的な質問で名前を挙げてもらおうとしても、AIはすでに答えを固めています。この場合は質問の側をずらす——用途・価格帯・悩み・対象者など、大手が名指しされにくい条件を取りにいくのが現実的です。総合で勝てなくても「切り口」で選ばれるで具体的な考え方を扱っています。
毎月出入りがあるということは、入り込む余地があるということです。ただし同時に、入ったあとに落ちるリスクも高いことを意味します。一度名前が挙がって満足せず、毎月の確認を続けてください。落ちたときにすぐ気づけるかどうかが分かれ目になります。
どちらのタイプでも、土台は同じです。自社にしか書けない具体的な情報を、正確に、継続的に出すこと。AIが引用できる中身がなければ、業種の性格に関わらず名前は挙がりません。最初の一歩はAIに紹介してもらうために、まず自分でできることにまとめています。
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今月に新しく登場したブランド数と今月に姿を消したブランド数を足し、前月の登場ブランド数と今月の登場ブランド数の合計で割った値です。順位の上下は含めず、AIの回答に名前が挙がったかどうかの出入りだけを見ています。0%なら前月と今月で顔ぶれが完全に同じ、数字が大きいほど出入りが激しい業種ということになります。
同じ方法で自分で測れます。自社の業種で条件を変えた質問を10個ほど決め、毎月同じ質問をAIに投げて、挙がった社名を記録してください。2か月分たまれば、新しく出てきた社と消えた社が分かり、入れ替わり率を同じ式で計算できます。大切なのは質問文を毎回変えないことです。
入り込む余地があるという意味では機会がありますが、同時に落ちやすい業種でもあります。実測でも、新しく登場した数より姿を消した数のほうが多い業種が目立ちました。名前が挙がったあとも継続して確認し、変化に気づける状態を保つことが前提になります。有利不利というより、性格の違いに応じて打ち手を変えるものとお考えください。
本記事は実測データと一般的な情報をもとに作成しています。AIによる紹介・引用や検索順位は各サービスの仕様変更等の影響を受けるため、効果を保証するものではありません。
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